【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第7章 【ヒロアカ 】【自作】2人の秘密の関係※ホークス【R18】
ホークスにガッチリと抱きしめられて、苦しい位だ。
それでも唇はやはり塞がれて、息を吐くのでさえ、死に物狂いだ。
「仁美‥今日は全然待ちそうに無いっ。」
快楽に顔を歪めて、ホークスは縋るように仁美に囁く。
早く終わるのであれば、それに越したことは無い。
熱を持ってしまった下半身はどうにでもなるだろう。
仁美はホークスのその懇願に応えるように、腕を解放すると、ホークスの首に巻きつける。
仁美を抱きしめたまま、ホークスの腰が速くなり、彼が果てようとしているのを、舌を絡めて彼の昂揚を高めさせる。
「仁美、好き。もう出すっ。」
今日もまたホークスの愛の言葉を聞きながら、ホークスが果てるのを全身で受け止めた。
よほど今日は余裕が無かったのだろう。
ホークスは言葉通りに、射精しながら、震える体でしっかりと仁美を抱きしめる。
「っはぁ、仁美、好き。俺のモノになって。」
荒い息が仁美の唇にかかり、キスをしながらホークスは仁美へ愛の言葉を囁く。
仁美はホークスへの求愛には応えずに、ただそのキスを受け止める。
ホークスは最初から仁美への好意を隠さなかった。
好きだから抱きたかった。
初めての夜から、ずっと仁美へ愛を囁いていた。
ゲームだと割り切ってくれた方が、どんなに気持ちが楽だっただろう。
何度も何度もホークスを断り、この関係を終わらせようとしたのに、ホークスは決してそれに頷かなかった。
どこかで、この関係が続いていれば、仁美が彼氏と別れてくれるかもしれないと願っていた。
滑稽だった。
かつて憧れたヒーローは、簡単に自分の2番目の男に自ら成り下がったのだ。