【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第7章 【ヒロアカ 】【自作】2人の秘密の関係※ホークス【R18】
「次は絶対に先に解決してやる!」
煽るホークスの挑発に、乗った時だった。
ホークスはにっと笑って、仁美に言った。
「じゃあ、ゲームをしよう。」
楽しい悪戯を考えた子供の様に、ホークスは笑った。
最初は負けた方が、ご飯を奢るとか、簡単な賭け事だった。
勝ったホークスから、次の賭け事を決めて行った。
ご飯を奢らされたり、休みの日に付き合わされたり、ホークスの気まぐれに随分と付き合った。
何度目かの賭け事の後、いつもの様に、夕飯に仁美を付き合わせて、その帰りにホークスは仁美に言った。
お腹がいっぱいで、ご機嫌のホークスと、不機嫌そうに帰る仁美。
そんな仁美の腕を掴んで、仁美が振り返ると、その顔を掴んで仁美にキスをした。
人は本当にびっくりしたら、体は固まるのだと初めて知った。
触れた唇から、ヌルッと舌が入ってきて、仁美はやっと状況を理解出来た。
ホークスを押し返そうと、彼の肩に手を置いて引き離そうとするが、あまり効果は無かった。
やっとホークスが満足して唇が離れる。
仁美は目を細めてホークスを見た。
その顔は満足そうに、光悦の表情で仁美を見下ろしていた。
ずっとこうしたかったと、言われなくてもその顔が語っていた。
仁美は動揺した。
自分はホークスの暇つぶしの遊び相手態度で、揶揄われていると思っていたからだ。
こんな情欲に満ちた、男の顔を隠していたなんて、気付かなかった。
「‥仁美、次は抱かせて。」
仁美の顔を両手で掴んで、ホークスが顔を近づけて言ってきた。
「ホークス、私には彼氏が‥。」
「俺に勝てばいいだけだろ?」
降参して、もう俺に勝つのを諦める?ホークスはワザと耳元に唇を持っていき、囁くように言った。