【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第6章 【ヒロアカ 】【自作】睡眠不足のわたし達※爆豪【R18】
「じゃー毎日でもいいけど、約束してくれない?」
私がそう言うと、爆豪は顔を上げて、私と目を合わせた。
「私に喋る時は怒鳴ったり、威嚇したりしないで、後、横柄な態度も。」
私が睨みながらそう言うと、爆豪は十分心当たりがあるようで、グッと体を引いた。
今の状況は私に有利である。
爆豪は私の要求に従わらければ、私はすぐにこの解除方法をやめて、先生に相談するつもりでいるからだ。
爆豪もよくそれを分かっていた様だ。
「‥分かった‥。」
大きくため息を吐いて、爆豪は悔しそうに言った。
何故普通に接しようと提案しているだけで、そんなに嫌そうなのか分からない。
取り敢えずは、約束を取り継げられたので、よしとしよう。
その日はいつも通り、爆豪と話をする事も無く、気分良く1日を終えられた。
爆豪とは連絡先を交換していないので、彼がいつ私の部屋に来るかは分からなかった。
深夜になって、また感染した時に戻り、眠たくて横になっても眠りにつく事は無かった。
それでも昨日の様に、気絶しそうな眠気では無かった。
今日はキスをしても、そのまま倒れる事も無さそうだ。
そんな事を考えていると、やっぱりノックも無くて、爆豪が静かに部屋に入って来た。
その爆豪の理不尽そうな顔に、確かに自分の意思とは関係無しに、異性の部屋を訪ねなければならないのは恥ずかしいだろう。
私もそうだが、爆豪の立場にも同情した。
今日はキスをしたら、そのまま自分の部屋に帰るのだから、ベットに誘導する事はしなくて良い。
私はベットから腰を上げると、爆豪がいるドアの前まで歩いた。
爆豪の前に立つと、相変わらず私から顔を背ける爆豪に手を伸ばす。
爆豪の顔を両手で掴むと、やっと爆豪と目が合う。