【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第6章 【ヒロアカ 】【自作】睡眠不足のわたし達※爆豪【R18】
ドアの前から部屋に入らない爆豪の所まで、私は近づくと、その腕を取った。
私が腕に触れると、ビクッと少し爆豪の体が反応して、伏せていた目を私に向けた。
「倒れたら大変だから、ベットに横になろう。」
私は爆豪の耳元で、周りに気にしながら小声で話した。
今寝れたら、すぐに倒れる自信があった。
それでも動かない爆豪の腕を引くと、私はベットまで爆豪の手を引いた。
静かな部屋に、ギシリと、ベットが軋む音がした。
早く寝たいから、ベットまでは勢いで来れた。
爆豪の体もベットに乗り、同じ様にギシリと鳴った時、少し緊張した。
「‥横になろうか‥。」
私は爆豪の顔を見ないで、そのままベットに爆豪を誘う。
やっと寝れる昂揚も手伝い、爆豪の腕に触れている手が震える。
ゆっくりと横になると、私の動きに合わせて爆豪が私に近づいた。
見上げると、私を見下ろしている爆豪と顔が合う。
顔真っ赤だな。
私を見下ろしている爆豪は、耳まで真っ赤になって、睨む様に私を見ていた。
睨んではいるが、私と同じ様に恥ずかしくて緊張しているのが分かる。
きっと私も爆豪に負けない位、顔は赤いだろう。
ゆっくり爆豪の顔が近づくと、私は恥ずかしさでぎゅっと目を瞑った。
軽く爆豪の唇が触れると、膝を折った爆豪の腕が顔の横で震えているのが分かった。
これは‥ただキスしているだけだ。
体液の交換をしなければいけないのだから、勿論コレではダメだろう。
中々舌が入ってこない爆豪に、私は爆豪の顔を両手で掴んで、彼が逃げない様に抑えると、唇を割って舌を入れた。
私の舌が入ると、想像通りに爆豪は少し逃げようとして頭を引いた。
しっかりと爆豪の頭を押さえつけて、私はそれを許さない。