【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第6章 【ヒロアカ 】【自作】睡眠不足のわたし達※爆豪【R18】
「えっと、ありがとうね爆豪。」
爆豪が助けてくれたのかは定かでは無いが、一応お礼を言った。
そう言った私を爆豪が睨むから、私は思わず体を強張らせる。
何でこの人は普通に居られないのだろう。
私は少し眉を上げて爆豪を見返した。
そこで、あれ?っと気がつく。
「爆豪も買い物?」
何で爆豪がここに居るんだろう。
私と同じ買い物の割には、荷物が無かった。
「‥まぁな。」
爆豪はそう言うと、私に背を向けて歩き出す。
鞄に入っているのだろうか。
私は爆豪の鞄を見ながら、一緒に足を進める。
少し歩いて不思議に思った。
帰る方向が同じなのは分かるが、歩調が同じだった。
さっさと先に帰るのかと思っていたので、ずっと同じ小幅で歩いている爆豪の背中を見ながら、歩いていた。
夜になり、部屋に戻ってベットに横になった。
今日はやけに爆豪が気になったのを考えた。
どう考えても、あんなに殺気を放たれる事をした覚えは無かった。
少し考えて、欠伸が出た。
これ以上、爆豪の事を考えたいたら眠れないと、私は目を瞑ってそれ以上考えるのをやめて、素直に眠気に体を預けた。
‥‥‥。
1時間位経っただろうか。
眠たいのに何故か寝れなかった。
何度も寝返りをしたり、枕の位置を変えたり、どうにか寝ようとしたが、どうしても眠りにつく事は出来なかった。
明日も授業がある。
私は必死に目を瞑るが、どうしても寝付けなかった。
眠たい!なのに寝れないのだ。
結局私は一睡もしないで、朝を迎えてしまった。
寝れなかった私の睡魔は、今もずっと襲っている。
体は起きたく無いのに、私は無理やり起こして、学校へ行く支度をする。
いつも通り、皆んなで朝ごはんを食べるが、眠気が半端無く食欲なんて無かった。
いつも朝からたくさん食べる私がフラフラなのを見て、芦田が心配そうに声をかける。