【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第5章 【ヒロアカ 】【自作】毒の花※死柄木【R18】
「ゆっくり動いてるのに、もうイきそう。」
弔が荒い息を吐きながら、私にキスをする。
私は弔に揺さぶられながら、これでもゆっくりなのかと、気が遠くなる。
だけど、痛みだけでも無い何かを感じながら、私は弔をギュッと抱きしめる。
弔も私の頭を抱きしめと、更にそのスピードを上げた。
「あっ、弔さんっ。」
私は気を失わない様に、必死に弔にしがみつく。
弔の息がだんだん早くなり、動いている腰も必死に私に打ち付けてくる。
「‥イきそう。」
弔の声が耳元で聞こえると、私は目を瞑って答える様に、しがみつく腕に力を入れる。
「っくっ。」
弔の堪える様な声が聞こえると、体が痙攣し、私の奥に射精したのが分かる。
「っあ、はぁ、はぁ。」
射精をしながら、何度も押し込める様に奥に入れてくる。
そして息を整えながら、やがて体の硬直を解くと、私にもたれてきた。
私の中の圧迫感が無くなり、痛みが少し引いた。
ズキズキと疼いている中から、血では無い何かが出てくるのが分かる。
弔はゆっくり中に入ってたモノを抜くと、私の顔を掴んで何度もキスをする。
気持ちのいい弔のキスを受けながら、それに応える力はもう無く、目の奥からだんだんと周りの景色が白くなる。
意識を失うのだと気付くと、このまま死ぬのかなと、ゆっくり目を閉じた。
再び目を覚ましたのは、口の中に水が含まれたからだ。
薄っすら目を開けると、先ほどの様に弔が私に水を飲ませてくれている。
ゴクリと水が自分の喉を通るのを感じて、中々死ぬ事の無い自分の体に苦笑いする。
「‥花に水をやってるみたいだ。」
私の唇から離れた弔の口から声が出た。
弔に目をやると、弔は目を細めて私を見ていた。
その表情がどんな感情なのかは読み取る事は出来なかったが、彼が私を殺そうとしていない事だけは分かった。