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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第4章 【ヒロアカ 】【自作】宝贝儿※荼毘【R18】


「どうした、今日は随分堪え性が無いな。」
肩で息をする私を、荼毘は愉快そうに笑いながら言った。
そんなの、荼毘がいつもと違うからに決まっている。
私は息を整えながら、目を細めて荼毘を見た。
「ずっと居るよ荼毘。」
思わず私はと言いそうになって、その言葉は飲み込んだ。

そう言った私に荼毘は少し寂しそうな目をしたから。
そんな目を私に向けた事が無いから、胸がぎゅっとなった。
荼毘はそんな私を抱き締めると、再び腰を動かす。
「んっ荼毘っ。」
再び訪れる快楽に、私は目を瞑ってそれを味わう。
荼毘は何度も腰を突きつけると、だんだんとそのスピードを早くしていく。

それに合わせて荼毘の呼吸が荒くなる。
「っはっ、締め付けがすげぇな、もう持たなそうだ。」
荼毘はこのまま出すか、まだ愉しむか悩んでいる様だった。
いつもだったら、さっさと出す荼毘とはやっぱり違う。
荼毘は目を細めて私を見ると、顔を掴んで私の目を覗き込んだ。
薄っすら目を開けて荼毘の目を覗くと、ゆらっと荼毘の炎が目で揺らいだ様な気がした。

「仁美、中に出すぞ。」
荼毘はそう言って、私の唇を奪うと、いっそう腰を動かす。
掴んでいる荼毘の手の力が強くて、顔が歪んだ。
荼毘はそんな私を見ながら、1番奥に自身のモノを押し付けると、その奥に思い切り射精する。
荼毘が大きく痙攣して、やがて私の肩に体を預ける。

「荼毘‥。」
私が荼毘の肩を抱くと、荼毘はその手を掴んだ。
そして顔を上げた荼毘の顔を見上げて、私は息を呑んだ。
荼毘の目には確かに憎しみの炎を持って、私を見ていた。
背中がゾクリとなった様だった。
それは一瞬の事で、次の瞬間にはいつもの目に戻っていた。
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