【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第4章 【ヒロアカ 】【自作】宝贝儿※荼毘【R18】
「っ!」
荼毘の声が漏れたと同時に、奥に荼毘が射精したのを感じる。
私の中で荼毘のモノは何度もビクビクと痙攣していた。
「っはぁ、はぁ。」
荼毘は出し切ると、再び私の肩に顔を置き、その髪を掴む。
私が荼毘の肩を抱くと、荼毘は起き上がり私の名前を呼ぶとそのままキスをする。
ベットの中の荼毘はめちゃくちゃ甘えてくる。
一緒にいる時間は決して私を離さない。
そんな事をされると、私に愛情があるのでは無いかと勘違いしそうになる。
「‥荼毘、好き。」
私がポツリと言うと、荼毘は私の顔を撫でて抱きしめる。
荼毘が私を好きと言う事は無かった。
それでも私はこの腕を離す事が出来なかった。
しばらく一緒に居ると、荼毘は満足したのか、帰る支度をする。
泊まることもあれば、情事が終われば帰ることもある。
荼毘の気分次第なので、私にはどうする事も出来なかった。
荼毘が部屋から出るのを確認して、私は再びベットに潜ると、荼毘の残した香りに包まれて眠るのだった。
群馬訝山荘を出た所で、荼毘は死柄木に会った。
月の下の死柄木は、一層青白い顔をしていて、いつ見ても荼毘ですらゾクっとする。
「‥よぅ、リーダー、またあいつの部屋の帰りか?」
荼毘がそう言うと、死柄木は何も言わないで荼毘の横を通り過ぎようとする。
いつもならそこで終わる会話だが、荼毘は死柄木に続けて言葉をかける。
「面白い女が居るんだ、また一緒にやるか?」
荼毘の言葉に死柄木は足を止めて、振り返る。
「‥いい、どうせ勃たない。」
それだけ言うと、死柄木はまた荼毘に背を向けて歩き出した。
「相変わらず気色悪りぃな。」
荼毘はそんな死柄木の背中をみて吐き捨てる様に呟いた。