第17章 Jr 卒業旅行帰り道!
私は、目を疑った 見間違いかと思い何度も目をこすった。
「もう〜何してるの?さん?」っと別の女性社員さんに聞かれる。
「あ、イヤ、その、このスケジュール表って?」っと聞いてみる。
「あぁ~そうそう⛄の皆が、もっと仲を深めたいからって合宿所を使いたいって、社長に一昨日かな?言ってたわね。」っと聞かされる。
私の心は、サッーと血の気が引いたかも知れないくらい困り出していた。
そして、通常の仕事をこなし、合宿所の自宅に帰ると玄関に誰が立って居た。
「康二くん?」
「おん!お帰り。」っと声を掛けられる。
ギュっと心を締める。
「こんな所に何か用事ですか?」っと、又業務のような言い方をする。
玄関を開けて、康二くんと一緒に家に入る。
「なぁーホンマ!その話し方!何とかならん?」
「ならん!なりません!」
「イヤ!直さんでも!えぇーちゃう!」
「直すんやん!だって、皆にいっぱい迷惑掛けたし!」っと、リビングの小さい段差を、降りた時、『うぁーわぁ〜!』バッタン!っと思い切り滑りコケてしまった。
「だぁ!大丈夫かぁ!」っと康二くんが、駆け寄って来てくれた。
「大丈夫ちゃう!又康二くんに迷惑掛けるやん!」
「まだ、言うか!」
「そりゃー 言うわ!康二くんかて、ホンマは〜…」っと痛いのと、本音とがグチャグチャで涙が出てくる。
「俺らな、ホンマにと仲直りしたいねん。!」っと言いながら、私の怪我を見てくれる。
「うちな?ホンマはな!又、皆と話したかったんよ。でもな、やっぱ〜勇気 でん かった。」っと自分の両手で、康二くんの腕を掴んで、謝る。
「ごめんな〜〜こんな頼りない奴で〜」っと康二くんも、申し訳なさそうに言う。
「そんな事、あらへん…。」っと言って、康二くんから離れて、ひょこひょこ足を浮かして歩いてダイニングのテーブルのイスに座る。
・
・
・