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私が帰る理由

第19章 うちはイタチ part2


「では諸君!青春の熱き炎を燃やして!!レッツゴー!!」
別部隊の隊長は上忍マイト・ガイ。
それに続くように、二人の忍びと世話係コスケさんが付き任務へ出向く。
その姿をオレと隊長は見ていた
あの感じだと彼らは、般若衆と巻き物の交換だけだと思っている様だ



「あの人たちはこの任務の真意を知らされてはいないのですね」

「そうだ。知っているのは、木ノ葉の上層部と任務を受けたオレ達だけだ。」

オレ達は仮面を付け、ガイさん達の後を追った。




..................


............

......





木の幹で、オレと隊長は鳴りを顰めていた。
そしてその木の下では、ガイさんはチームで大鍋を突きながら、補給をしている。




「おかわりもありますんで」
「皆。しっかり食ってチャクラを充分に蓄えておけ」
「でも、いいんですか?こんなに派手に火を焚いて」
「襲ってくるというならそれもいい。
どうやらオレたちの任務は敵と味方をハッキリさせることのようだ。」

驚いた。
ガイさんのみ任務の本質に気付いた様で、オレ達はその様子を伺う








「意外ですね。
あの人は任務の表側しか知らされていないのに、この任務の本質に気づいている。」

「オレ達も補給しておこう」

「はい。」

オレは兵糧丸を取り出し口に運んだ


「ある意味、暗部を象徴しているな。」

「なにがです?」

「向こうは日の当たる場所で、陽気に鍋を突いてる。こちらは日陰で兵糧丸だ」

「大丈夫です。そういう部署だということはわかっていますから。」

「そうか...」


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