第19章 うちはイタチ part2
「終わったか...」
「シスイ!」
シスイがオレの元まで近寄った
「イタチ...無事か?」
「嗚呼...だけど流石暗部だよ」
オレらの足元に戦闘不能の暗部が、必死に身体を起こそうとする
「それ以上...動くな。決着は着いた...もうこれ以上の争いは無用だ」
シスイが冷たく暗部に言い放つ
「ま、まだッ...だぁ!」
「くそッ!我らを舐めるなぁ!!」
「「!!」」
オレと戦っていた、一人の暗部が無理矢理身体を起こし、印を結び出す!
それに続けように残りの二人も身体を起こした
「このまま消えろォ!雷遁ッ」
「イタチッ!逃げろッ!」
「シスイッ!」
このままじゃッ!!
やられる!!
ふんわり...
優しい...香..り...?
「動くな」
「「「「「!!」」」」」
「動くな。イタチもシスイもだ...」
「あ、貴女様はッ!」
「マジか...ッ」
「っっ、」
嗚呼...会いたかった...
この場に相応しくないオレの高揚感...
「ヨルさ...ん、」