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私が帰る理由

第19章 うちはイタチ part2


「イタチ...君は充分に強い。
本当に私から教える事は無くなったんだ」

「ですがオレは一度も、ヨルさんに勝てた事はありません...」

「私には勝てないよ。

最強だからな


最強だから...

私は他里からも狙われているんだ。


そんな不毛な争いに君を巻き込みたくはない」

「!それはどう言う意味ですか?」

「そのままの意味だよ。
最強はどうしても狙われるんだ。
私が近くに居れば居るほどイタチの命も狙われる。」

「ですがオレは自分の命ぐらい守れます!」

「そうだ。

でも、イタチ...


そこに......



サスケの命も狙われたら......どうする?」

「!!」
サスケまでも?

そうか......


ヨルさんの気持ち

最強の気持ち

人造人間としての気持ち

そして

誰も好きにならない気持ち...

今のオレには計り知れない...ヨルさんの気持ち

「......」
やっぱりヨルさんには敵わない...
色々と思う事はあるが、大切なサスケの身を考えると出かけた言葉を呑みこんだ


「...ありがとう...
分かってくれて。

そうだね...私を知ったから離れるもあるが...

他には


イタチを

"男として見る様になった"もあるからかな?」

「え?///」
驚きの告白。オレは顔を赤くした
少し悪戯な表情なヨルさんは優しくオレの頭を撫でた

やっぱり貴女は酷いですね...

もっと...もっと...

貴女を好きになってしまった......




嗚呼...

この想は...
この想いぐらいは虚しいままに終わらせたく無い!


だから


せめて最後ぐらい!



グッ!!


ちゅっ......

「!」
「///」

オレは勢いよくヨルさんの腕を掴んでは引き寄せ、互いの唇を合わせた


「い、イタチ!」

「最後に貴女に勝てました//」

「お、お前ッ///」
あの何事にも動じないヨルさんが初めてオレに見せた焦り

凄く嬉しかった...



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