第18章 うちはイタチ part1
「良いんですか?ヨルさん」
「構わないよ。サスケ...可愛い弟じゃないか」
ヨルさんは静かに立ち上がり、去っていくサスケを見ている。やはり見え隠れする少し複雑な表情...
「ヨルさん。あの......」
「居たんだ。今はサスケと同じぐらいの歳かな?私の弟。血は繋がって無いがな」
「!!」
初めて知るヨルさんの事にオレは驚きを隠せない。
「赤子の時から世話をしていてね。それで物事着く前に離れ離れになった。上の判断で」
上...それは木ノ葉上層部を指しているのだろう。
「多分、今はサスケと同じぐらいの歳だし。まぁ向こうは私の事なんて忘れているけどね。
と言うか記憶を消しているんだ。」
「!」
「...サスケを見たらその子を思い出した。
太陽にみたいに笑うあの子」
「ヨルさん...」
「イタチ。サスケを大切にね。
私達忍びは死と隣り合わせ。いつ別れが来るか分からないからね...」
「はい...」
「さあ行こっか。サスケがまた拗ねる」
ヨルさんはいつもの表情に戻り2人でサスケのもとへ向かった
初めて知ったヨルさんの事実
ヨルさんを知れば知る程オレは貴女の虜になり、そして自分の力の無さが垣間見る
そして暫く3人で修行を行う。