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私が帰る理由

第18章 うちはイタチ part1


「おはよう...イタチ...あれ?その子?」

「はい...オレの弟。サスケです。サスケ...ヨルさんに挨拶しなさい」
オレの背後に隠れているサスケ。サスケは初対面のヨルさんに挨拶する事が出来ず、ずっとオレの背後に隠れては顔だけ覗かせて恥ずかしそうにしていた。

「今日は噂の可愛い弟君も一緒か」
ヨルさんは、未だオレの背後に隠れているサスケの元まで歩み寄り、サスケと同じ目線になる様に屈む

「初めまして。六棟ヨルだ」

「!///」

「よろしく」

「い、いつも...」
 
「?」

「いつも兄さんを独り占めにしやがって!!///」
サスケはヨルさんに指を差しながら大きな声で訴えた

「コラ!サスケ」
流石に初対面相手で失礼すぎる。優しいヨルさんでも気分を悪くする。そう思いオレは止めに入るも









「クスッ。ふふふ...」

「!」
ヨルさんは優しく笑う。

ヨルさんが、笑った...

あまり笑わないヨルさんが笑う事に驚いた

なんて綺麗なんだ...

こちらまで嬉しくなる笑い方にオレは更に惚れてしまった。







「ふふふ......あ、ごめん。サスケが可愛くてついね。そうかそうか。サスケ...悪かったね」

「////」
ヨルさんは優しくサスケの頭を撫でる
そしてサスケも笑われた事や恥ずかしさ等で色んな感情が混ざり顔を赤く染め上げる。

「じゃあサスケ。次からはイタチと集まる時は君も一緒に来るといい」

「い、いいの!」

「嗚呼...但しイタチに許可を得てからな」

「やった!え〜と、ヨルさんありがとう!」

「はいはい」
ヨルさんは優しくサスケの頭を撫で続ける。
ホントに優しく母性を含んだ表情で...

だがなんだろう。
何故かサスケを見ながら、誰かを見ている? ヨルさんは少し複雑な表情をしている。

「サスケ。少し向こうで遊んでろ。すぐ行く」

「うん!分かったよ。兄さん」
サスケは少しオレらと距離を置いて行った
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