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私が帰る理由

第2章 森の中



深夜の森
森の動物は、眠りにつく時間帯

六棟ヨルは三叉槍を握り、凛とした佇まいで空を見上げる
「満月か」

ピューー

鷹の鳴き声と共に、ゆっくりとヨルの元へ下降し肩に止まる。鷹の右足には何か紙みたいなものが括りつけていた。
木ノ葉の里からだ。何か書かれている
「キカンシロ・・・か。全く人使いの荒い奴だな。お前もそう思わないか?」
そう言うと肩に止まっている鷹の頭をひと撫でし、干し肉を与える。嬉しそうに頬張る鷹を横目にしヨルは軽く笑みを浮べる。


「おい!お前木ノ葉の忍びか!?お前に恨みは無いが木ノ葉は、ボクの復讐の対象!ここで恨みを果たす!」
少年の忍びが姿を現した。ヨルは気づいていたが、急に姿を現したので肩に止まっていた鷹が空へ飛びだった。ヨルはその姿を見送る。

「何余所見をしている!覚悟しろ!」
その少年の忍びは、忍びと言うのは余りにも浅ましく、まるで知り合いの金髪に碧眼の少年の姿を思い出せるほどだった
(ナルトと同じぐらいの子か)

「おらぁぁ!」
クナイを持った少年の忍びは、ヨルに向かって走り出す。
ヨルは表情を変えず、右手に青色の電流を肘まで覆った。
「!!」
「死修羅斬 よく覚えておけ」
その言葉を最後に、辺り全体が電流を覆う

そうして少年の姿を見た者は
誰1人としていない
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