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私が帰る理由

第17章 ※溺れる思い


絶頂はそこまで。

だがカカシは迎える前に手を止めてしまう。
私は少し眉間に皺寄せし、カカシの顔を見つめてしまった。


「そんな切ない表情で見ないでよ...
ちゃんとあげるから...」
カカシはそういうと、指を抜き腰を私に当てる

ソレは温かい...カカシの欲

「俺のでイこうか......。」
切ない声は更に私を高鳴らせた


「ん......」

「......ヨル。好きだ」
そう言うと、私の頬を優しく掴み唇へキスを落とす。
気持ち良くて溶けそうなキス...

カカシに溶けそう......

私は無意識にカカシの首に腕を回す

「!...ヨル。腕、そのままだ。出るよ」
そう言うと、私を抱えあげ湯船から出る
バシャと大きな水音が状況を教えてくれた



「ヨル。長湯でのぼせてない?」

「大丈夫...」

「そっか。俺もヨルをいっぱい感じたい」
カカシは大切なものを壊さぬよう優しく額にキスを落とす。

そうして、私を目の前の壁に手を尽かし四つん這いにさせた

「?.........!」





「嗚呼......これでヨルの顔よく見える...」

そう...
そこにはお風呂場に設置している鏡。
目の前の鏡が、いやらしい私を映し出す




「カカシぃ、こんなッ」
私はあまりの恥ずかしさに、顔を背けるものカカシの長い指がそれをさせまいと目の前を向かす

「可愛い顔俺に見せてよ......


ホラ......凄く可愛い」


「〜〜ッ」
其処には凄く物欲しそうないやらしい顔



私、カカシにいつもこんな顔をッ!

目を横に流すと鏡越しのカカシと目が合う

その真実に思わず目を瞑ってしまう


「駄目だ。ちゃんと見て。オレとヨルの可愛い姿」
耳元で囁くカカシの声で私の羞恥心は解れる
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