第17章 ※溺れる思い
『ヨルさん...
ヨルさんすいません.....
オレは貴女を縛ってばかりだ.....』
『オレは......
貴女が好きです』
「昔の夢か......」
早朝。ヨルは一糸纏わぬ姿で眠りから覚めた。
其処はカカシの家ではない。
暗部養成部
昨夜はダンゾウに呼ばれ、玩具の様に扱われ最悪の気分だった。だが先ほどの見た昔の記憶に心が落ち着く
「......久しぶりに君に会ったよ.........
イタチ...」
身体を起こしグッと伸びをする。そして身体の気怠さを感じつつ布団から出て、シャワーを浴びる。
外へ出て何気無しに火影室の屋上へ行き里を眺めた。
この間の大蛇丸の件で里の壊滅は免れたものの、被害は甚大なもの。しかし皆が家や公共施設を修復作業に取り掛かる。
「........................
なんの様だ。ホムラ、コハル」
御意見番 水戸門ホムラ うたたねコハル
木ノ葉の上層部2人がヨルの前に現れる
「またお主は、敬語と言う言葉を知らんのか?」
「ミナトとサクモは一体何を教えてたんだ」
全く...と呆れる様に言う2人
「敬う気持ちがないんだよ。特にお前達にはな...」
ヨルは眉間に皺を寄せながらぶっきらぼうに言い放つ
「んで、アンタら2人が私になんの様だ?」
ヨルは柵に背中を預け腕組みをする
「なんの様じゃと?分かっておるだろう......
次期火影についてじゃ」