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私が帰る理由

第14章 ※束の間ひととき


カカシ以外の裏要素(少し)あり





ポタッ...

排水管から水が滴り落ちる音...

ヨルは目を開けると、"封"と書かれた札が貼っている檻の前に立っていた


「.........」

「ほう......今日は随分と来客が多いな...」
野太い声と禍々しいチャクラ

「久しぶり...九喇嘛」

「ヨルか...久しぶりだな...」
大きな口がニヤリと笑う。笑う事により鋭い歯が剥き出しになり威圧感が更に高まる
だがヨルは臆することも無く近づき、檻の中に入っていった。
だが九喇嘛は驚きもせず、当然の様に受け入れる。
九喇嘛の鼻の前まできたヨルは、優しく鼻頭を撫でた。
その優しさに九喇嘛は目を閉じる。
「ヨル。ワシになんの様だ?」
「ナルトを助けてくれてありがとう」
「そんな事か...
ヨルよ。勘違いしてるぞ。ナルトを助けたのではない。あの小僧がチャクラを求めれば求める程、封印術の効果が弱くなるだけだ」
「それでも助けた事に変わりはない。それに、封印術が解かれたら全力で私が止めればいい」
「フン......まぁいい。久しぶりにお前に会えた事だけでも良しとしよう...」
ヨルは優しく撫で続ける。


「......ヨル。さっきから鼻ばかり撫でるとむず痒い」
「そうか。ごめん。どこがいい?」

「脱げ」

「え?」

「甘いお前を少しばかり喰わせろ」

「......」

「早く。ワシに感謝しておるのだろう?その褒美としてよこせ。
それに此処はワシの精神世界だ。現実のお前は何もならん。快楽だけが残るがな」
ニヤリと笑う九喇嘛

「はぁ......」
ヨルは手に服をかける
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