第6章 リョータ・三井復帰
「がぶっ!」
は口を押さえていた手を思い切り噛んだ。
不良1「いでぇ!!このくそあま!!」
しかしやはりそんなすぐには振り解けず、ガッチリ抑えられまた先ほど殴ってきた男が殴ってこようとしていた。
「ふんっ。おらー!」
は掴まれているのを逆手に取り、少し跳んで前から来た男の首に両足をかけるとそのまま引き寄せ頭突きした。
不良2「ぐぉっ…」
その不良はそのままダウンした。
それでもまだは掴まれたままだったので、今度は掴んでいる不良の肩を支えに思い切りジャンプすると、足を天井の方まで伸ばして一回転し、不良の背中に両膝で蹴りを入れた。
不良1「ああっ!!うぁ…」
「ふん。あっかんべー」
晴「ちゃん…」
流川は何度も殴られ咳き込んだ。
「流川…」
は流川を心配そうに見つめた。
竜「タフだな」
流川はの視線に気づくと、竜を殴り返した。
流「ドアホウが…」
「流川、大丈夫?」
流「ふん」
木「流川…天羽…」
宮「やっちまった…」
三「やりやがったなお前ら…ハハハハッ…とうとう手を出しやがったな?これでお前らは出場停止だ。これ…」
と流川2人から同時にパンチをくらわされた。
宮「キレてる…2人とも…やめろ!流川!!よせーっ!」
流川が三井の髪を掴み、は拳を構えた。
、流「「こいつらが悪い」」
宮「流川!!」
先ほどとはまた違う不良が流川の足を蹴り、殴りかかってきた。
不良3「おらぁ!バカが!」
しかし、その拳を受け止めたのは流川ではなくであった。
不良3「うぉっ!こ、こいつ女なのに…」
は不良の腕を思い切り掴み、捻り上げた。
不良3「いってててて…あっ…がっ…おっ、折れる…折れるーっ」
「許さない…花道が綺麗にした場所を汚したことも…うちの部員を傷つけたことも…許さない!」
はどんどん力を強めた。