第6章 リョータ・三井復帰
ーそれから数日後ー
花道が宮城からフェイクを教わるなど、湘北バスケ部が体育館で練習していた。
「あれ?ゴリ先輩は?」
木「赤木は少し遅れるよ。課外授業だ。物理の」
宮、花、流「「「えっ!!」」」
花「ゴリが物理…?」
宮「似合わん…」
「まぁ人は見た目によらないから…あはは…」
木「あぁ見えても頭いいんだぞあいつは」
宮、花、流「「「えっ!!」」」
花「信じられん…」
そして全体で練習をしようとすると、この前の不良たちに加え、明らかに他の不良も加わって土足のまま入ってきた。
湘北部員たち「あぁっ…」
「!?」
宮「ハッ…」
?「俺たちも混ぜてくれよ、宮城」
この間もいたサラサラ男が言った。
「あ、あれは…」
はレンタルビデオ屋でバスケのコーナーにいた人を思い出した。
木「おい、土足で上がらないでくれ。靴を…」
宮「木暮さん!」
向かっていく木暮を宮城が止めた。
木「おい!」
?「俺たちも混ぜろよ、宮城」
そしてその不良のうちの1番体格のいい男がタバコの灰を体育館に落とした。
湘北部員「!?」
「ちょっと!花道が一生懸命磨いた床を…」
宮「やめろ!」
向かっていきそうな勢いのを流川が掴み、宮城が止めた。
?「なかなかいい女じゃねーか。こんなのもバスケ部にいんのか。面白ぇ」
灰を落とした男が言った。
「なっ…」
花「何すんだてめぇ」
花道は自分が磨いた床を汚されたのと、を好奇の目で見てきたのとで腹を立てていた。
宮「練習中なんだ。他の部員もいるし、やめてくれ、三井さん。頼む」
(三井って言うんだ…あのサラサラ男…)
三「ふん、他の部員か」
堀「自分はボコボコにされてもいいからバスケ部だけは、か?えぇ?くせぇぞ宮城」
宮「いや…それもやめてくれ」
堀「あぁ?」
宮「また入院するわけにはいかない。頼むから、引き上げさせてくれ、三井さん。ここは、大切な場所なんだ」
三「ふんっ、バカかお前は」
すると先ほど灰を落とした男が今度はバスケットボールにタバコを押し付けた。