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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第6章 リョータ・三井復帰


「なるほど…だから分からなかったんですね」

そしてバスケの実力は次期キャプテンと言われるくらいと言うのを聞いた花道は宮城との勝負に燃えたのだった。
しかしその勝負もヒートアップし、バスケではなく最早プロレスとなっていた。
そしてもちろん2人とも赤木に拳骨をくらった。
そんな調子でこの日の練習は終わった。
は花道と共に帰った。
するとなんと宮城も同じ方向だった。

宮「なんだよ、ついてくんなよ、てめぇら」

花「うるせぇ、誰が着いていくか、方向が同じだけだ」

宮「チッ」

花「あ!彩子さん!」

宮「えっ!?彩ちゃん!?」

花「ちがった!」

「花道やめなよー」

宮「この野郎ーっ…」

花「ニッヒヒヒヒ…彩子さんに恋してるな?」

宮「ギクッ」

「あら、図星」

花「ムフフフ、やっぱりな!やな奴だけど可愛いとこあるじゃねぇか。赤くなったりなんかして、えへっ、やな奴だけど、うふふふふふっ」

宮「ふん」
宮城は歩き出した。

「花道ったら全く…」

花「あっ、リョータ君さては彩子さん目当てでバスケ部に入部したな?図星だろう?」

「…」
も花道目当てで入部したので何も言えなかった。

花「えへへへへ、そうか彩子さんか!うんうん彩子さんて結構イカすからなぁ。フラれるかもよ?」

宮城は立ち止まった。

花「おっ、やるかぁ!?」

そして宮城は振り返るとポロリと涙を流した。

「は、花道!!」

花「ぬっ…」

3人は公園で話すことにした。

宮「もう、フラれたようなもんさ…彼女の眼中には俺なんてないのさ。全然相手にしてくれないんだ。彼女のことを忘れるために、他の女と付き合おうとしたこともある」

「彩子さんのこと大好きなんだ…」

宮「ぐすっ、でも、そのたびごとにフラれる始末さ。一年余りで10連敗」

花「えっ」

「えっ」

宮「俺は中学んときバスケ部だったが、高校でも続けるかどうか迷っていたんだ。最初はな。それで…練習を見に行った体育館で…初めて見たんだ彼女を。もう惚れてたよ。速攻で入部した」

「一目惚れ…」

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