第6章 リョータ・三井復帰
宮「彩ちゃん…」
花「晴子さん…」
2人「「エヘッ、エヘヘヘ…ん?」
宮「てってめぇ…やっぱり彩ちゃんを…」
花「ぬぅ…」
花(そうか、こいつは彩子さんと俺の仲を疑ってるのか…バカめ…まっ、待てよ…それって、このバカが何を思おうと勝手だが、もし晴子さんが…勘違いしてしまったら…)
宮「やっぱ許せねぇぜこの野郎」
花「許せねぇのはこっちのほうだ!」
彩「いい加減にしろ!」
彩子はどこからハリセンを出したのか、2人を叩いた。
「あぁ!彩子さん!!」
宮「あ、彩ちゃん…」
彩「早く部活に行きなさい!」
彩子は宮城にバッシュを投げた。
宮「はい…」
(あぁ…このリョータって人は彩子さんが好きで勘違いしたのね…やだ私ったら…恥ずかしい!!てか、バスケ部なんだ)
宮(考えてみりゃ彩ちゃんがこんな赤頭を…まさかな)
花(バッシュだと!?)
晴「練習頑張ってね、桜木くん」
花「おぉ!こうしちゃいられない!練習だ!練習!」
花道と宮城は飛んでくように走って行った。
「は、花道!待って!」
もすぐさま追いかけた。
晴(ちゃんもすごい足の速さ…)
この時サラサラ男はバスケ部にやられてばかりだったため、復讐することを誓った。
また、が花道のことばかり気にかけて、自分の方を全く気にも留めなかったのも少し気に入らなかった。
練習を始めると、宮城のガードは皆を圧倒させた。
(すごい…ヤスさんのガードなんてものともしてない…調べたはずなのに…あの人のことは知らない…)
「彩子さん」
彩「ん?」
「あのリョータって人のこと、教えてくれませんか?自分で言うのもなんですけど、めちゃくちゃバスケのこと、特に神奈川のバスケのこと、勉強してきたつもりです。中学のことも高校のことも。それでもあの人の名前も顔も見たことがない。どんな選手なんです?」
彩子は宮城リョータについて彩子が知る限りの説明をした。