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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第4章 基礎練習


流「…」

「…」

静かな公園の空気の中、流川はちらりとへ視線を向けた。
その何気ない一瞥だけで、の胸の奥でざわついていた感情が表面に浮かび上がる。

は落ち着かない様子で、靴先をいじりながら視線をそらし――
やがて、とぼとぼと歩き出した。

流「おい、どこ行くんだよ。図書館はそっちじゃねーぞ」

立ち止まった背中は、小さく震えているようにも見えた。

「…用事思い出した。帰る」

言い訳のような声。
いつもの勢いや強さは影を潜め、その肩は明らかに落ち込んでいた。

流「どあほう…」

流(これから学校だろ…嘘つくのが下手にもほどがある…)

流川は心の中だけでぼそりと吐き捨てる。
表情は無だが、その視線は去っていくの背中から離れなかった。

***

その日の部活。
花道は奇跡のようにレイアップシュートを決めたが、
赤木に「一度決めたくらいで浮かれるな」と一喝されていた。

一方は――
あの日から変わらず、陵南との練習試合前日まで、心ここにあらずで落ち込んでいた。
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