第4章 基礎練習
赤「先生」
安「あぁ?」
赤「桜木にもそろそろシュートを教えようと思うんですが…」
その言葉は、花道の鼓膜に炸裂した。
花「なに!?どどど…どうしたんだ?今日のゴリは…自分からあんなことを言うなんて」
さっきまで倒れていたのが嘘のように、勢いよく立ち上がる花道。
「花道!元気だー!良かったー!」
感極まって花道に抱きつく。
だが今の花道は、完全に赤木へ集中しており、抱きつかれていることなど気づきもしない。
赤「どうでしょうか?」
花道は赤木の周りを犬のようにぐるぐる回りながら、
「偽物か?」などと失礼な発言をしたため、
赤木のゲンコツが容赦なく落ちた。
ゴンッ!!
花「うぐっ……!」
「あー!花道元気になったばっかりなのにー!」
そんな悲鳴をよそに、赤木は再び真剣な声で問いかける。
赤「どうでしょうか?先生」
体育館の空気がピンと張り詰め、
安西先生がゆっくりと目を開く――。