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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第4章 基礎練習


ーそれから2、3日後の部活ー
この日は珍しく安西先生が練習を見に来ており、体育館にはいつもよりピリッとした緊張が漂っていた。

走り込みが終わるやいなや、花道だけは別メニューとして延々ドリブル練習を命じられている。
その花道のもとへ、が勢いよく駆け寄ってくる。

「花道ー!ドリブルの練習しよ!」

花「お、おう」

元気に返事をしつつも、花道の表情にはどこか影があった。

――2、3日前、水戸に言われた言葉がまだ胸の奥に刺さって抜けない。

"もしが流川のところに行ってたとしたら、お前はどう思うんだ?花道"

"お前はと幼馴染なんだろ?それなのに何も分かってねーんだな"

花(が流川のところに…?あんな野郎の所に?
べ、別に誰のところに行こうと構わねぇが流川は…流川だけは………)

胸の中で言葉にならない感情がモヤモヤと渦巻き、花道の視線は自然とから流川へ向いた。

その視線に気づいた流川が、ふっと眉を寄せる。

流「ん?」

花「ムムッ!」

なぜか勝手に敵対心に火がつき、花道は全力で流川を睨みつけた――その瞬間。

「あぁ!花道!よそ見しないで!」

ボガッ!!

花「グハッ!」

が投げたボールが見事に花道の顔面にクリーンヒットした。

床に崩れ落ちる花道。

「花道ー!ごめんねー!大丈夫ー!?死なないでー!うわぁーん!」

号泣しながら花道をバンバン揺さぶる。
流川は呆れ顔で吐き捨てる。

流「どあほう…」

赤木も額を押さえ、深々ため息をついた。

赤「はぁ…ったく…こいつに限ってボールが当たっただけで死ぬなんてことあるか!!桜木!お前もよそ見なんてしているんじゃない!」

花「あぁ…」

それでも花道の反応があると、はさらに泣き声を大きくする。

「ごめんね花道ー!うわぁーん!」

そんな騒ぎの中、赤木は安西先生へと振り向き、きっちり声をかけた。
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