第5章 陵南戦
花「お、おう!」
赤木は医務室へと向かっていった。
「てことは…花道が大黒柱だね!次期キャプテン天才桜木!頑張れ!」
は顎に手を当て考えると、そう言って最後にピースすると赤木の後を追ったのだった。
彦「なんやどえらい可愛い人や…要チェックや…」
仙「フッ」
仙(桜木の活躍を本当は見たいだろうに、自分の思いより"桜木のいる部"のことを優先したのか…お前は本当に愛されてんだな、桜木)
流「チッ」
流(なんでお前がついてくんだ。練習の時より強いかちゃんと見てろよ)
そして今度は緊張でガチガチになっている花道が魚住に覆い被さってしまい、魚住が鼻血を出した。
そして花道は緊張のあまり何も見えない聞こえないになってしまった。
ドスンッ
花道は流川に蹴られた。
流「ドアホウ!」
花「??」
流「ドアホウ!このいつまでもガチガチ緊張しまくり男。あれだけあいつに鼓舞されたくせにそのざまか」
花「流川…ぐっ…流川!」
花道はやっといつもの調子を取り戻し、流川との喧嘩が終わると、試合は再開した。
そしてしばらくすると赤木とが戻ってきた。
「やー!花道果敢にリバウンド取ろうとしてる!かっこいい!」
赤「ちがーう!バカタレが!なんだそのリバウンドは!」
2人の声がしたので、皆そちらを振り向いた。
「ゴリ先輩もちょっとくらい花道のこと褒めてあげてくださいよ」
赤「褒めれるところがあれば褒めてる」
木「赤木!」
心配で着いてきた晴子のことが目に入ると、途端に花道は尻尾を振って晴子の方へと寄って行った。
「…」
はまた複雑そうな表情で見つめていた。
仙(ほう…桜木はあの子が好きってわけか)
そして花道はまた赤木にゲンコツをくらった。
流「なんでお前がついてった」
「いやなんでって…」
流「お前がいかなくても先輩が行った。てかキャプテン一人でも行ける」
「あーあーわかったよ。ごめんて、次は1人で行かせるから。すみませんね、役に立ちもしないのに離れて」
は席に着いた。
流「んなこと誰も言ってねー…ドアホウ」
流川はコートへ戻って行った。
仙(なるほどな)
その様子を見た仙道は1人納得していた。