第4章 基礎練習
昼下がりの教室。
桜木軍団の5人が、いつものように机を囲んで弁当を広げていた。
洋「なぁ、花道」
その声に花道は、弁当を口いっぱいに頬張りながら眉を上げる。
花「なんだ!!」
洋平は箸を置き、ちらりと廊下の方へ目を向けた。
洋「最近来ないよな」
忠「確かに」
雄「あれほど毎日来てたのにな」
高「一体何を企んでるんだ…」
三人の素朴な疑問に、花道はドンッと机に弁当箱を置いて胸を張る。
花「だから前も話しただろ?子分は、妹は俺からようやくひとり立ちしたんだ」
誇らしげに言い切った花道。
だが、洋平の目はどこか曇っている。
洋「…寂しくねーの?」
花道は一瞬言葉に詰まるが、すぐにいつもの調子で笑い飛ばした。
花「寂しいような嬉しいような…親心ってやつ?ガハハ!」
高「花道が親なんて死んでもごめんだね」
花「なにぃ!?」
雄「ろくな子供育たねーよ!」
忠「だろーな」
花「お前ら!好き勝手言いやがって!」
花道が机から跳ね上がり、三人を殴ろうと拳を振り上げた——
しかし、その拳は横から伸びた水戸の声に止められた。