第5章 陵南戦
「でもじゃない!出てないあんたらが気持ちで負けてどうすんのよ!ゴリ先輩とボスさん(魚住のこと)は互角だけどゴリ先輩の方が多分上。仙道さんを流川が抑えられさえすれば、勝機はある。ヤスさんだって、シオさんだって、2年間辞めずに続けてる。メガネ先輩だってあのゴリ先輩に3年間ついてきた男なの。湘北が陵南を倒したっておかしくない話よ」
コートにいるみんなも試合をしながらのこの言葉を聞いた。
その言葉に、みな己を鼓舞した。しかし、それは陵南も同じだった。
そしてまた仙道がゴールを決めようと攻め込んできた。
安「あっ!」
石「アリフープだ!空中で取ってそのまま…」
「コラ流川ー!あんた何回同じ手口に引っ掛かってんの!手抜いてんのかぁー!!私と1on1してるときのあんたはもっと強いでしょうが!!」
流「あっ…」
流川はの言葉にハッとして、仙道のダンクを止めボールを奪った。
流「さぁ、行こうか」
流川が綾南の流れを断ち切り、攻め込んだ。
「ふん!」
流川親衛隊「「「きゃー!流川くーん!」」」
晴「流川くん!!」
晴(かっこいい…でも、流川くんが力を発揮したのはちゃんの声があったから…)
花「流川ー!」
流川は仙道の真似をして赤木が点を入れた。
「やったー!」
湘北にようやく2点入った。
しかし点差は17点とその開きは大きかった。
花道はケチケチすんなよ今のは10点くらいだろ、と点数をめくった。
「花道!気持ちはわかる!今のは10点をあげたいダンクだね!でもどんな方法で入れても、あの線から内側で入れたシュートは2点なんだよ」
花「そ、そうか…」
「そうよ。じゃああの線の外側から入れたら何ポイント入る?」
花「3点!」
「そうよ!花道すごーい!!ちゃんとわかってるー!」
花「ま、まぁな!天才だからな!」
こんな2人の様子を見て、周りのみんなは思っていた。
(((当たり前のことだろーが…)))
と。