第5章 陵南戦
(それにしてもあれが仙道…中学時代のプレーは確認済み。でも中学の時と髪型が違うから全く気づかなかった…)
が仙道を見ていると仙道はその視線に気付き、ニコッと笑ってこちらに手を振ってきた。
「!?」
は恥ずかしさから、プイッと顔を逸らした。
(な、なに!?手を振るな!手を!試合に集中しなはれや!)
花道はというとそろそろ俺の番だと、流川に変われと騒ぎ出した。
「あらら…花道、ピンチを救うのが救世主よ?もっと流川がヘマして湘北がピンチになるのを待つのよ」
は花道に耳打ちした。
花「はっ…!なるほど…よーしお前ら!どんどんヘマしろ!」
彩「ちょっと!桜木が落ち着いたのはいいけど何吹き込んだのよ!」
「まぁまぁいいじゃないですか。やる気も保ちつつ落ち着いてくれたならそれで」
すると流川は果敢に陵南に挑んでいった。しかし、目の前で仙道にボールを取られてしまった。
「あっ!!」
仙「さぁ!行こうか!」
流「にゃろう…」
(仙道彰…やっぱり…彼は今…流川より上!)
田「お前ら!この試合!30点差をつけてみろ!」
「なっ…このー…」
その言葉を聞いた花道は田岡に思いっきりカンチョーした。
田「ぎゃー!なっ、何をするんだ貴様はー!審判!審判!」
そのせいで湘北はテクニカルファウルを取られ、花道は赤木にゲンコツを食らった。
「ギャハハ!!花道ナイスー!!ダハハハ!」
彩子はギロリとを睨んだ。
「あ、う、うん!よ、良くないですね、今のは」
咳払いをして言った。
そしてその後も仙道のファインプレーが続き、声援も仙道一色になった。
花「コラー!しっかりしねーか!ヤスー!ぶっとばすぞ!」
彩「安田さんでしょ!先輩なんだから!」
桑「あぁーっ!もう強すぎるよ!陵南は!」
石「うちが戦えるような相手じゃなかったんだ!」
「そんなことない!」
花「うるせぇぞ!てめぇら!」
桑「で、でも…」