第2章 新たな生活
昼休みになると、が7組を訪ねてきた。
「花道ー!お昼一緒に…あれ…?花道いない…」
洋「おー 。花道は今いないぞ」
「どこ行ったの??」
雄「今は体育館にいるんだ!」
「体育館?」
忠「バスケットしにな」
「バスケ!?あんなにその単語を嫌がってたのに!?」
高「記念すべき51人目になりそうな子とな」
「51人目!?花道に好きな人ができたってこと!?」
高「あぁ!あぁ!」
は高宮の胸ぐらを掴みブンブンと振った。
雄「ま、そんなとこだな!」
忠「一目惚れってやつだぜ」
洋「お前ら、の気持ちも少しは考えろよな」
「洋平心配してくれてるの?優しいね」
はにっこり笑うと水戸の頭を撫でた。
洋「…」
水戸の顔が少し赤くなってることには誰も気が付かなかった。
「でも大丈夫!だって花道が50人に振られてるってことは、私も50回振られてるってことだよ?たった1回増えたところでへっちゃらだよ!」
口ではそういうだが、雄二や忠一郎に好きな人ができた、一目惚れをしたと聞いた時に一瞬浮かべた悲しそうな表情を水戸だけは見逃さなかった。
高「じゃあは記念すべき51回目の失恋!?」
雄「花道より先に記録更新!?」
忠「ダハハハ!」
「あんたらぶっ飛ばされたいの!?最後には私が花道を手に入れるんだから!結果良ければ全てよし!」
洋「…」
洋(花道…お前は本当に罪なやつだよ)