第5章 陵南戦
ー陵南戦当日ー
赤「んん…」
彩「んん…」
流「…」
学校に集合して陵南にみんなで行く予定だったが、がまだ来ていなかった。
木「おい、桜木、天羽はどうしたんだ?」
花「あ?知らねーよ」
木「知らねーよって…2人は家近いんだろ?」
花「そ、そうだけど…」
流「あいつはいつもお前の家に起こしに行ってから来るのにお前は行ってやらなかったんだな」
花「な、なんだと!流川!」
流「どあほう」
花「流川ー!」
赤「仕方ない。行くぞ」
みんなは先に陵南へと向かった。
「すぅ…すぅ…」
その頃はまだ夢の中だった。
そしてしばらくして目を覚ました。
「んん…今日は綾南との試合…今何時…」
は時計を見た。もうとっくに集合時間は過ぎていた。
「え…えぇ!?やばっ!!」
は急いで準備をして陵南へと向かった。
陵南高校の体育館ではスタメンが発表され、それぞれ挨拶を交わし、花道が赤木や流川と喧嘩したり、陵南メンバーを挑発したりしていた。しかしその中に仙道という陵南のエースはいなかった。
田「おい仙道はまだか!」
陵南の監督である田岡茂一は痺れを切らし声を荒らげた。
花「おい彦一、仙道はどこだ」
彦「それがまだ来てへんのですわ。時間におおらかな人やから」
魚「ルーズって言うんだ」
するとそこへ
仙「ちわーす」
仙道が遅れてやってきた。
魚「来たか」
仙「わりぃ」
彦「ちわーす!来はりました。仙道さんですよ」
花「何!仙道!?フフッ。遅れてくるとは生意気な。俺に負けるとも知らねぇで」
田「コラァ!このバカモン!今まで一体何をしとったんじゃ仙道!」
田岡は仙道を叱りつけた。
仙「すみません先生、寝坊です」
田「ぐっ…」
田岡は黙った。
仙道は遅刻してきても結果を出すので何も言えないのだ。
するとそこへもう1人。