第4章 基礎練習
ー翌日ー
この日花道は朝練をしに早く家を出た。
「花道ー!おはよー!レイアップ練習…」
幼馴染であると花道はお互いの家を行き来するのも平気だった。
花母「あらちゃん。おはよう。花道ならもうボール持って出かけたわよ」
「え!?花道が!?こんな朝早くに1人で!?」
花母「うん…」
「分かりました!ありがとうございます!」
は花道を探しに行くことにした。
しばらく探すとバスケットゴールがある公園に花道はいた。
しかし、1人ではなかった。の視線の先には
「晴子ちゃん…」
2人の間に割って入るのは野暮だと思い、影から見ていた。
するとそこへある人物が自転車に乗ってやってきた。
流「ん?何してんだお前」
は流川の声にびっくりした。
「!?ちょっと!大きな声出さないでよ!びっくりするでしょ!このバカ!」
は小声で言った。
流川は公園を見た。
流「あれ」
花道のシュートは全然入らなかった。
「さっきから全然入らないの…晴子ちゃんに教わってるみたい」
流川がの方を見るとは複雑そうな顔をしていた。
流「いいのかよ」
「なにが?」
流「お前が教えなくていいのか」
「いいのいいの。今花道は幸せの絶頂だろうから。邪魔したくない」
流「ふーん…それよりなんでここいんの」
「な、なんだっていいでしょ!?別に」
流「まさかストーカー…」
ボガッ!
流川はにゲンコツをくらった。
「人聞き悪いこと言うな!」
流「痛い…」
「と、図書館にでも行こうと思ってここを通ったら花道がいたのよ!」
流「これから学校なのに?」
「そ、そうよ!学校サボるつもりだったの!うるさいわね、全く…」
流「…」
しばらく2人のシュート練習を見ていると、花道のシュートが決まり、晴子と花道はハイタッチして手を繋いで喜んでいた。