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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第4章 基礎練習


洋「なぁ、花道」

花道たちは5人でお昼を食べていた。

花「なんだ!!」

洋「最近来ないよな」

忠「確かに」

雄「あれほど毎日来てたのにな」

高「一体何を企んでるんだ…」

花「だから前も話しただろ?子分は、妹は俺からようやくひとり立ちしたんだ」

洋「…寂しくねーの?」

花「寂しいような嬉しいような…親心ってやつ?ガハハ!」

高「花道が親なんて死んでもごめんだね」

花「なにぃ!?」

雄「ろくな子供育たねーよ!」

忠「だろーな」

花「お前ら!好き勝手言いやがって!」

花道は3人を殴ろうとしていたが、水戸の言葉によってそれは叶わなかった。

水「…もし…もしが流川のところに行ってたとしたら、お前はどう思うんだ?花道」

花「あ…」

花道は殴ろうとしていた手を止め、ハッとしたようだった。

花「流川…だと…?」

水「あぁ」

花「あいつは流川んとこ行ってんのか?」

水「行ってるも何も、2人は同じクラスだし、席まで隣だ」

花「冗談だろ…」

水(屋上で言ってたのに…花道の耳にはの言葉は全く入ってねーのかよ…)
水戸はどこまでもの存在を当たり前に思っている花道に少し腹が立った。

水「お前はと幼馴染なんだろ?それなのに何も分かってねーんだな」

花「なにっ!?」

花道は水戸の胸ぐらを掴んだ。

高「お、おい!」

雄「花道どうしたんだよ!」

忠「洋平も花道を怒らせるようなこと言うなよ!」

2人の間に不穏な空気が漂った。

水「フッ、冗談だよ。まで流川の方に行ったって言ったら花道はどうなんのかなって思っただけだ。悪かったよ。冗談が過ぎた」

水戸はいつもの笑顔で言った。

花「んん…」

花道は水戸の胸ぐらから手を離したものの、少し考えたのだった。

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