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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第4章 基礎練習


憧れの人の娘と対決出来ることに、流川は胸の高鳴りを抑えられなかった。

そして2人の1on1が始まった。

キュッ、キュキュッ、シュッ、シュポッ

そんな音がずっと体育館に響いていた。
そして最後

ダンッ!!!

流川がダンクを決めて、勝負はついた。
男と女、そして経験の違いがあるため、僅かな差、とはならなかったがいい勝負だった。
流川はそう思った。

流「はぁ…はぁ…」

「うわぁーん!ダンクなんて無理に決まってるでしょー!ずるいよー!」

流「…抜かれたお前が悪い」

「びえーん!」

流「…はぁ」


2人は部室へ向かった。

流「これからは毎日部活後俺と1on1しろ」

「はぁ?やだ」

流「なに」

「花道と帰るんだから無理。あんたより花道に決まってんでしょ」

流「今日はもういねーぞ」

「そんなことない!だって毎日一緒に帰ってるんだよ?今日だってきっと待っててくれ…」

ガチャッ

扉を開けるとそこはもぬけの殻だった。

「ガーン!」

流「ほらな」

「ジョッグーー!もうだぢなおれないー!るがわのバガー!あんだが1on1じろなんで言うがらぁ!」
は泣きながら言った。

流「俺かよ…」

はその日しょんぼりしながら家に帰った。
その頃花道はと言うと…



ー部活後ー
花「今日はちょっと手が滑っちまったけど、次は絶対に決める!」

木「惜しかったな、桜木」

赤「甘やかすな!ったく」

そんなことを話しながら部室に向かい、着替え終わったが、いつものようには飛んでこなかった。

木「天羽、来ないな。今日は一緒に帰らないのか?」

花「別に一緒に帰る約束してるわけじゃーねーからよ」

木「そうなのか」

花「じゃ、俺は先に帰るぜ」

花道は部室を出て行った。

木「桜木のやつ…天羽の気持ちに本当に何も気づいてないのか…?」

赤「あのバカが気づくわけない。俺としては気づいてさっさと天羽の所へ行ってほしいんだがな」

木「天羽もとんでもないやつを好きになっちゃったな…」




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