第4章 基礎練習
「まさか出来ないから言ってんじゃあないわよねぇ?花道なんでもやれば出来るもんねぇ??」
花「る、流川とおんなじことなんて出来るに決まってらぁ!!」
「そう来なくっちゃ!さすが親分!」
晴(流川くんを敵視してた桜木くんがどんどんやる気を出してる…さんは桜木くんの扱いが上手いのね…)
しかし流川のプレーに目がハートになっている晴子を目にしてまた出たいと花道が騒ぎ出した。
(こりゃもう何言っても聞かんな…)
そしてそれを見かねた彩子と木暮が赤木を説得し、花道は試合に出してもらえることになった。
他の一年生に半ば強制的に交代したいと言わせ、強引に。
「ごめんね…許してやって…」
は一年生の肩を組み、苦笑いして言った。
一年生「あ、い、いえ!!」
一年生は最初こそ肩を落としていたものの、学年でもトップクラスに可愛い女の子に肩を組まれ、顔を赤くしその落ち込みは吹っ飛んだようだった。
そして同じチームにも関わらず、流川と桜木はバチバチだった。
試合が再開し、その途中、は晴子に話しかけた。
「晴子ちゃん」
晴「は、はい」
「流川が好き?」
晴「え、は、はい…中学の頃、流川くんのプレーを見てからずっと好きなんです…」
「そっかぁ…流川、確かに顔はいいし、バスケは上手いし、カッコいいよね」
晴「え…で、でもさっき大嫌いって…」
「うん!嫌い!性格が悪すぎる!!」
晴「えぇ…」
「でも晴子ちゃんの気持ち分かる。一回好きになったらその人のこと目で追っちゃうよね」
晴「はい…そうなんです…」
「気持ち、すごく分かるんだけどさ…