第4章 基礎練習
?「はぁ…やれやれ…」
「ん?…はっ!!」
花「ん?」
彩「あ!」
?「おう、やっとるか?」
部員達「あ…」
「は、はい!」
花「コラコラおっさん、勝手に入るんじゃねぇ!」
?「あ?」
「は、花道!」
彩「うわぁ!」
部員達「うわわ…」
?「おいなんだ君は?なんだその頭は?」
花「んん!?おっさんにまでとやかく言われる筋合いはねぇぞ人の頭を!おっさんこそ何だ!この腹は!」
花道はおじさんのお腹をポヨポヨと押した。
と部員たち「わぁぁ!!」
花「おーおー弾む弾む。おーおー伸びる伸びる。オラオラ」
今度は顎の肉を伸ばした。
と部員たち「ひぃーー!」
花「ほーれほれほれほれ。ハッハッハッハッ!俺のことを知らないなら教えてやる!俺の名は!バスケットマン!桜木花…」
ドゴォ!
花道は赤木から頭に鉄拳を食らった。
花「あぁ…」
「花道!」
?「あぁ…」
赤「このバカめ!どうも失礼しました!安西監督!この男の処分は煮るなり焼くなりご自由に!」
「えー!やーだー!私が代わりに謝りますから花道にそんなことしないでくださいー!うぇーん!」
彩「こらっ…!」
安「まぁまぁ、赤木くん、いいじゃないか。知らずにやったことだ」
赤「はぁ…」
花「か…監督?」
彩「バカね!」
「あの人は安西先生。湘北バスケ部の監督よ。あぁ見えて若い頃は全日本の選手だった。」
彩「よく知ってるじゃない。」
「天才の子分なので私も天才ですから!ワハハ!」
花「あのまん丸デブが!?」
「今の姿からは想像つかないけど、5年前まではある大学の鬼コーチとして知られてて、"白髪鬼"、"ホワイト・ヘアード・デビル"って異名も持ってたの」
木「よくそこまで…」
花「うっ、なんだぁ?」
「だけど今は穏やかになって"ホワイト・ヘアード・ブッダ"って呼ばれてるの」
すると安西先生は陵南高校との練習試合を決めて来たと言った。
部員達「りょ…陵南!」
「陵南!?去年県でベスト4の強豪…湘北の戦績から言って勝てる見込みは…」
みんな、マジかよ…などと呟いていた。