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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第4章 基礎練習


彩(…)

花「パスをやるぞパス!ボールを貸せぇ!ファイトー!」
花道は部員が持ってるボールを取った。

赤「…パス練習はお前が付き合ってやれ。天羽」

「え!!いいんですか!?」

赤「ルールもコツも全て掴んだんだろ。それにどこで身につけたのかは分からないが、前に見せてもらった試合で、基礎はできていた。桜木に教えてやれ」

「えー!ありがとうございます!ゴリ先輩!優しい!」

赤木がの言葉に少し顔を赤らめていると、でもほんとたまにですね、といらん言葉をつけられ、いつもの赤木に戻った。
しばらくその練習は続いた。

ある日のこと

流川親衛隊「「「流川くん!頑張ってー!」」」

その言葉に部員全員が振り向いた。流川も。

流川親衛隊「「「きゃー!こっち向いた!」」」

彩「流川モテモテじゃんかよ、無愛想なくせによ、ヒューヒュー、ふふふっ」

彩子は流川を肘でつっついた。

「流川のどこがいいのよ、花道の方が圧倒的でしょ!?」
がボソボソ呟き、と花道は2人で流川を睨みつけた。

流「んだよ…」

花「ううぅ…」

花道はズンズン親衛隊の方へ向かって行った。
は流川を睨むのをやめなかった。

流「だからなんだよ…」

「花道の方がかっこいいからね」
はまるで流川に噛みつきそうな勢いだった。

流「ふん、どうでもいい」

「ムキー!ほんと嫌なやつ!」

流川親衛隊に向かって行った花道は気が散ると恥ずかしそうに言った。
すると流川親衛隊は花道に流川を虐めるなや、あんたなんか相手しないなど、散々に言われていた。

「流川とおんなじで、流川ファンはマナーまでなってない!ムキー!」

が飛んでいきそうなのを彩子は必死に止めた。

流「一緒にするな…」

しかし流川親衛隊の言葉に堪忍袋の緒が切れた花道も、勢いよく扉を閉めた。
流川親衛隊は開けろ開けろと騒いでいた。
すると、ぽちゃぽちゃとした白髪のおじさんが扉を開けて入って来た。
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