第4章 基礎練習
彩子は部活が終わった後、忘れ物を取りに教室へ戻る途中、視聴覚室に電気がついていることに気がついた。
彩(こんな時間に誰かいるのかしら?それとも消し忘れ?)
彩子が中を覗くとウトウトしているがいた。
彩(!?いったいこんなところで何をしてるのかしら)
彩子が入って声をかけようとすると彩子は驚いた。
彩「!?」
彩(すごいビデオの量…これ全部インターハイのだわ…最近桜木花道と帰らないと思ってたらまさかこれを見てたなんて…それほど桜木花道と一緒にいたいのね…健気で可愛いやつ)
「花道…むにゃむにゃ…」
彩「 」
「はっ!彩子しゃん!」
はジュルッと垂らしていたヨダレを拭いた。
彩「あんたも疲れてるんだから、そろそろ帰んなさいよ」
「こ、これは…!!な、なんでもないので見なかったことに…!!」
は目の前のビデオを隠した。隠せていないが。
彩「分かってるわよ。誰にも言わないから。9時までには帰るのよ?それじゃあね」
「はい!」
彩子は視聴覚室を出た。
「彩子さん!」
するとも視聴覚室から出てきて彩子を呼び止めた。
彩「ん?」
「起こしてくれてありがとうございます!私精一杯頑張るので、またなんでも教えてください!よろしくお願いします!では!お気をつけて!」
はまた視聴覚室に戻って行った。
彩「あぁ、あんたも気をつけなさいよ!…ふふ。素直で可愛くてサッパリしてて…いい子じゃない。早いとこ桜木花道も気づいてやんなさいよ…」