第4章 基礎練習
そして月曜日
は家にビデオデッキがないので学校の視聴覚室を借りて(と言っても先生には内緒で)朝、昼休み、そして部活が終わった後花道とは帰らずに見た。
そしてその頑張りを知っている者が2人いた。
洋(来ないな…あんなに花道花道だったのにどうしたんだ?)
金曜日、昼休みに来ないを不思議に思った水戸は立ち上がった。
雄「どうしたんだ?」
洋「あ、いや、ちょっと、便所」
高「なんだよ、だからさっき行くか?って聞いただろー」
洋「そんときはそうでもなかったんだよ。悪りぃな」
忠「花道のやつも遅ぇな」
高「腹でも壊したんじゃねーのか!?」
ガハハ!と3人は笑っていた。
花「うぅ…朝に食ったもんでも当たったのか…?トイレから出れねぇ…」
花道は本当に腹を壊していた。
水戸はのクラスに行き、友達に聞くとは図書室に行ったと聞いた。
水戸は早速図書館へと向かった。
洋(花道のとこにも来ねーで図書館?テスト勉強か?なんだかんだあいつ頭いいからな。いやそれにしてもテストはまだ先だぜ?一体何を…)
洋「あ…」
水戸が図書室を覗くとものすごい集中力で本を読んでいるがいた。
よくよく見ると机の上に並んでいるのはバスケに関する本ばかりだった。
洋(花道もも集中するとすごいよな。似たもん同士だ。それにしてもバスケの本ばかり…本当に全部が花道のためなんだな。花道…ちょっと羨ましいよ…お前が)
花道がトイレから帰ると水戸はおらず、高宮たちがからかってきた。
高「花道ー!なんだよ!腹でも壊したのか!」
花「…うるせー」
雄「ダハハ!こりゃ図星だ!」
忠「そういや洋平も遅くねーか?」
高「確かに…花道、トイレに洋平行かなかったか?」
花「え、知らねーけど…」
雄「どうせ花道が入ってる間に洋平も入ったんだろ。んで多分花道の腹痛がうつったんだ!」
高「てことは洋平も…」
水戸の本当の行動に気づいてもいない高宮たちは、今度は4人でギャハハと笑っていたのだった。