第3章 バスケ部入部
放課後。
花道が初めての練習に向かうと、当然のようにも後ろについてきた。
花「なんだ子分!親分の初練習を見に来るのか!」
「そんなとこです!」
花「素直でよろしい!親分の活躍する姿、しっかり見てろよ!」
胸を張って笑う花道に、も満面の笑みで頷く。
2人はそのまま体育館へと入り、花道は部室へ。
残されたは、まっすぐ赤木の姿を追った。
「あの!」
赤「ん?」
木「なんだ?」
突然声をかけられ、バスケ部員たちの視線が一斉にへ向く。
ヤス「なんだ?あの可愛い子」
シオ「キャプテンに話しかけるなんて勇気あるな」
カク「赤木先輩のファンかな」
彩「んー…マネージャー志望かも」
流「…」
場の空気がざわつく中、は一歩前へ進んだ。
「1年の天羽 と言います!私もバスケ部に入部したいです!マネージャーとして入れてください!」
彩「ほら来た!」
ヤス「彩ちゃん、さすがだな…」
赤木の太い眉がぴくりと動く。