第11章 翔陽戦
彩「翔陽とは対戦したことはありませんが、去年見た限りじゃ割と小さいチームでしたよね、安西先生」
「いやでも、ビデオで見た控えの選手は大きかったですよ。そしてそれが今年の三年生です」
彩「あぁっ!」
安「天羽くんの言う通りです。彼らが今年の3年生です」
すると翔陽がタイミングよく入場してきた。
翔陽応援団「出たぁー!翔陽ーっ!」
湘北メンバーは皆翔陽メンバーの方を向いた。
翔陽「「シャース!!」」
観客1「翔陽だ!優勝候補2番手!」
観客2「いや、今年は海南を食うかもしれんぞ。なんてったってでかい」
観客3「おおーっ!」
観客4「翔陽ーっ!」
観客5「頑張れーっ!」
すると陵南と海南が客としてやって来た。
忠「おお、あれは綾南」
高「ボス猿だ」
魚「うん?」
陵南は前から来た海南と対峙するような形になった。
彦(おお、さすがに海南がずらりとそろうと迫力あるでぇ、要チェックや!)
牧と魚住からすでに火花が出ているようだった。
そしてもう1人、海南には陵南のメンバーに火花を散らすものがいた。
信(仙道の野郎…)
仙(おっと、あれは確か…ちゃんを好きな一年坊主か)
すれ違いざま、仙道はフッと笑い、信長は舌打ちをしたのだった。
審判「ピピーッ!3分前!」
安「さぁ、今日の相手は強いですよ」
湘北「「はいっ!」」
三(6番はどいつだ)
安「スタートは赤木くん、三井くん、宮城くん、流川くん、そして桜木くん」
「え!花道がスタメン!?嬉しすぎる…」
は目をうるうるとさせた。
安「…の5人で行きます。君たちも強いチームですよ。桜木くん」
花「おう、おやじ!」
安「君の役目はインサイドを固めること。リバウンドは、リバウンドは君が制するんですよ」
花「当然、俺が制す!」
安西先生は花道の言葉に大きく頷いた。
安「赤木くん、流川くん、桜木くんの3人で翔陽の高さに対抗する。まずはそれからです。さぁ、行っておいで」
赤「行くぞー!」
湘北「「おおー!」」