第11章 翔陽戦
そして翔陽戦当日
「みんな緊張してるなぁ…」
(そりゃそうだよね、あの海南といつも争ってるとこが相手なんだもの…あ、そうだ!)
は控え室から出ようとした。
赤「すぐに始まるぞ。どこに行く気だ」
「ちょっと…まぁすぐ戻りますよ!」
赤「全く試合前だって言うのに…」
木「まぁまぁ赤木。すぐ戻るんだもんな?」
「はい!私の足の速さ舐めないでください」
はウィンクすると控え室を出た。
ー会場ではー
翔陽応援団「インターハイへ行くのは、「「「翔陽!翔陽!翔陽!翔陽!」」」
翔陽への応援の声が大きく響き渡っていた。
「やっぱり…外まで聞こえてるよ…」
は観客席へと入り洋平たちを見つけるとそちらへ向かった。
「洋平たちは…あ、いたいた。ちょ、あ、すみません…」
観客1「なんだ?湘北のジャンバーを着てるぞ!」
観客2「あれは湘北のマネージャーじゃねぇか!」
観客3「近くで見るともっと可愛い…」
観客4「あ、今すごくいい匂いがした…」
湘北が活躍するにつれ、有名になっていったものが流川ともう1人。
であった。
湘北に可愛いマネージャーがいると話題になったのだ。
(な、なんだかすごくざわついている…)
雄「なんかざわついてねーか?」
高「なんだなんだ?」
忠「可愛い子がいるって騒いでねーか?」
雄「可愛い子?どれどれ?」
「洋平!と三バカトリオ!」
観客1「あいつら知り合いなのか?」
観客2「あの黒髪のやつが彼氏か?」
観客3「彼氏はいないけど、好きな人はいるらしいぜ。しかもなかなかそいつが振り向いてくれないらしい」
観客4「へぇー…あんな子にも振り向かないなんで一体どんな奴なんだ…」
洋「!」
雄「誰が三バカだい!」
高「お前もこっち側だぞ!」
忠「可愛い子ってまさか…」
雄、高、忠「「「!?いやいや…ないない」」」
「一緒にしないでくれる!?てか勝手に期待して勝手にガッカリすんのやめてくれない??ここから落とすわよ」