第6章 リョータ・三井復帰
戻ってきたに、三井がぽつりと声をかける。
三「悪りぃな」
「え?何がですか?」
三「いや、買ってきてもらって悪りぃな」
「は…?」
一瞬、時が止まった。
三「…」
「…。あ、これ!?」
は手に持っていたスポーツドリンクを、わざとらしく掲げた。
「何言ってんですか!これは私のです!欲しいなら自分で買ってください」
三「なっ…!お前マネージャーだろ!」
「今は部活の時間外です!」
三「んだよ、ったく…期待させやがって…」
ぶつぶつ文句を言いながら、三井は立ち上がって自販機へ向かう。
「勝手に期待したのあんたでしょーが…流川かよ…私は買ってくるなんて一言も言ってないし」
ぷい、とそっぽを向き、少しムスッとする。
やがて三井も戻ってきて腰を下ろし、ドリンクを一気にあおった。
三「あー…」
盛大なため息が、静かな体育館に響く。
「もう疲れました?」
三「まぁな」
「まあこんな動いたのきっと久しぶりですもんねぇ」
三「あぁ…お前バスケ経験者か?」
「いいえ?シロートですよ」
三「う、嘘だろ!?素人!?」
三井の目が、思わず見開かれた。