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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第10章 退場王


落ち込む桜木をは慰めもしなかった。

彩「桜木花道、経験よ経験」

花「彩子さん…」

彩「それにしてもは今日全然あんたのこと応援しなかったわね…ちゃんと仲直りしたの?」

花「それが実は…試合前謝って許してもらったんすけど、まだ怒ってんすかね…」

彩「んー…怖いんじゃないのかしら。退場したあんたに声かけて、またああなるんじゃないかって」

花「んん…」

彩「まあ仕方ないわね。反省しなさい」

花「ぐぬぬ…」

花道はもう2度と退場にならないため、赤木に教えを乞うのだった。






(またああなっちゃうんじゃないかって思って花道に声かけられない…次あんなこと言われたら私もう…)
「はぁ…気分転換に散歩でもするか」

家に帰ったはこんなことを考え、散歩に出た。
そして総合病院の前に来ると、ちょうど中から出てきた三井と会った。

「三井さん…?病院から出てくるなんて…まさか…!!」

三井はに気付かず、病院を見上げた。

三「もう二度とここには来ねぇと思ってたけどな」

「三井さん!」

三「ん?…」

「どうしたんですか!?膝また痛めちゃいましたか!?私がキツくやりすぎたから…」

三(心配してくれてんのか)
三「ちげぇよ。一応診てもらいに来ただけだ。別に痛くもなんともねぇよ」

「…」

はうるうるとした目で本当か?と言うように三井を見上げた。

三「っ…本当だ。もう治ってるから安心しろとよ」

「良かった…」

三「これからもどんどん強豪と当たっていくことになる」

「そうですね…」

三「だが負けやしねぇ。この三井寿が加わったんだ」

「その通りですね。頼りにしてます。三井さん」

三「んん…」

がニコニコと言うものだから三井は照れてしまった。
するとそこへちょうど鉄男がバイクで通りかかった。

三「あ…」
三井は一応、を自分の後ろに隠した。
鉄男も三井に気付き、バイクを停めた。

「三井さんいきなりどうしたんで…あ…あの人は…」
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