• テキストサイズ

僕だけを見つめて【スラムダンク】

第9章 揺らぎ


牧「あっ…仙道」

をすぐに追いかけた人物、それは仙道だった。

信「や、やっぱり仙道…さんのことが…」

彩「桜木花道!何に八つ当たりしてんのよ!」

花道は彩子にハリセンで思い切り叩かれた。




はトイレに向かった。

仙「ちゃん」

仙道はの手を掴んだ。
は仙道の方を向いた。

「仙道さん…なんですか?」

は光がない目で微笑んで言った。

仙「そんな悲しい顔して笑うなよ」

「トイレ行くので手を…」

仙「放さないよ」

「…」

仙「君がそんな状態で、俺は放っとけない」

は俯いた。

仙「おいで」







ギュッ…







仙道はを抱きしめた。

「…」

仙「今日の試合観てたけど、湘北はみんなちゃんの声で自分のプレーを取り戻していたよ。あの流川さえも。だからちゃんとちゃんの声はみんなに届いているし、ちゃんの努力や想いも、伝わっているよ。俺から見た限りだけど。でも俺の目は確かだよ」

「うぅっ…ひっく…」

仙「ちゃん」

仙道は真剣な顔で言った。



仙「桜木のこと好きなままでもいいから、俺と付き合ってみない?」



「ひっく…ぐすっ…」

仙道は少しを離すと、肩に手を置いたまま、今度は顔を見て言った。




仙「君のことが好きなんだ。ちゃん」








/ 184ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp