第3章 バスケ部入部
晴子に誤解され、どん底まで落ち込んでいた花道。
そんな彼の背中に、突然バスケ部が練習で投げたボールが直撃した。
振り向いた花道は、イライラした勢いのまま
「玉入れとバスケなんざ同じだろ!」
と暴言を吐いてしまう。
その一言に、湘北バスケ部のキャプテン──赤木が腹を立て、バスケで勝負することになった。
生徒1「赤木と一年の赤頭が体育館でバスケ勝負するってよ!」
生徒2「どうせ赤木が勝つだろ!見ものだな!」
休み時間の廊下に響く声。
すれ違う生徒たちの言葉に、の耳がピクリと動いた。
「一年の赤頭…?花道しかいない!!」
次の瞬間、は弾かれたように走り出した。
隣を歩いていた友だち2人も、一緒に連れていかれる。