第2章 新たな生活
晴「きゃーー!流川くん!血だらけじゃない!」
流「誰だ。お前」
花「お前、晴子さんになんてことを…!!流川てめぇ!」
怒りの炎が再燃し、またも殴り合いが始まる。
晴「きゃー!やめて!桜木くんそんなことする人だったの!?暴力なんて最低よ!」
その声に、花道の拳が空中でぴたりと止まった。
「最低」という一言が、花道の心に真っ直ぐ突き刺さる。
結局、流川の一撃を受けて喧嘩は終了し、晴子は心配そうに流川を追って行った。
静寂が残る屋上で、は駆け寄る。
「花道!大丈夫?」
花「晴子さんに嫌われた…」
(この様子だとあの晴子ちゃんて子が花道の好きな子ね…)
すぐに明るく声をかける。
「花道のことよく知らないからだよ!ちゃんと花道のことわかれば誤解も解けるし好きになってもらえるよ!大丈夫!」
花「そうがなぁ!?慰めでぐれるのはお前だけだぁ!〜!」
花道は涙声でにしがみつく。
洋(恋敵なんだぞ…晴子ちゃんは…いいのか?)
洋「そういえば 、流川と同じクラスだったのか?しかも席まで隣?」
「うん。ずっと寝てるよあの人」
洋「そうなのか」
洋平の目が、ほんのわずかに揺れた。