第8章 対三浦台
「ぐぬぬ…」
花道と三井がを放せと騒いでいると
「腕を放しなさい!」
ゴチン!
は振り向いて流川にゲンコツを与えた。
流「くっ…痛い…」
ようやく解放されたは、全く!とプリプリしながら流川から1番離れた彩子の隣に座った。
そしてこの様子を観客席にいる仙道も見ていた。
仙(流川、なかなかやるじゃないか。バスケも、ちゃんに対しても。バスケ一筋と思ってたが違ったみたいだな。いや…彼女に出会って変わった、と言った方がしっくり来るか。俺と同じように)
三「お前!軽々しくあいつに触るな!」
花「そうだ!流川!お前にはやらんぞ!」
三「おめぇのものでもねーだろ!」
三井は桜木にも怒鳴った。
流「はぁ…どあほう」
三、花「「流川ー!」」
彩「ちょっと!」
彩子がその場にいる花道、三井、流川、宮城に呼びかけた。
彩「喧嘩してる場合じゃないわよ!あんたたち。見なさいあれを」
4人「「「「ん?」」」」
怒られた4人がスコアを見ると、4-16と三浦台に12点もリードされていた。
「やばい…」
4人「「「「あーっ!!」」」」
花「いつの間にか14点もリードされてる…」
宮「12点だよ」
花「ええっ!?」
「ディフェンスが甘いんだ。リバウンドも取れてない…」
彩「その通り。やはり三浦台相手でこのメンバーじゃキツいかも」
花、宮「「ということは…」」
2人は安西先生に期待の眼差しを向けた。
しかし安西先生は一度2人の方を見るとまたコートに目を向けた。
花、宮「「あぁ…」」
三浦台のキャプテン村雨は、湘北は赤木のワンマンチームだと思った。
村(赤木さえ倒せば、俺たちの敵じゃねぇ。俺たちの相手は、ただ1つ、王者海南大付属!)
すると村雨がシュートを決めた。
相手チームのベンチから村雨コールが聞こえた。
村「さぁさぁどうした赤木?俺たちゃ今年は、王者海南を倒して全国に行くんだ。湘北なんざ陵南の相手にはなっても、俺たち、三浦台の相手じゃねーぜ。俺たち、陵南ごときとは違うんだ!陵南ごときとは」