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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第6章 リョータ・三井復帰


?「てめー!」

花「彩子さん一体…うぐっ!?」

花道が振り返る前に、泣き出した不良の拳が飛んできた。
それが頬にめり込み、花道の身体が一歩よろける。

彩「あーっ!!」

「きゃー!花道に何するのよー!!」

殴りかかったのは、湘北バスケ部のもう一人の問題児――
宮城リョータ、2年。

彩子が好きすぎるあまり、
彼女と花道が2人で歩いているのを見て“恋人”と勘違いしたのだ。

その隣で、髪のサラサラな別の不良が口を開く。

?「お、お前は…」

は泣きながら花道へ駆け寄る。

「花道ー!!大丈夫!?しっかりしてー!うわぁーん!」

だが、花道は痛みを振り払うようにバッと起き上がった。

花「何をする!!」

その勢いにサラサラ男が眉をひそめる。

?「コラ宮城、相手を間違えんなよ」

彩「ちょっとリョータ何勘違いしてるのよ!コラ!ちょっと!」

宮城は彩子の声さえ届かず、花道だけを見ていた。

次の瞬間、足がうなり――
花道の腹へ蹴りが突き刺さる。

「やぁー!!やめなさいよー!!うわぁーん!花道ー!!」

泣きじゃくりながら、また花道にしがみつく。
その横で、サラサラ男が宮城の肩を乱暴に掴む。

?「オラ、お前。相手間違えてんじゃねえか?」

宮「もういいじゃないすか、あんたらとは痛み分けってことで」

?「何だと!?コラァ!ん?」

しかしその間にも――
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