第8章 対三浦台
翌日、は昼休みは流川に、そして部活後は三井に質問攻めをされたのだった。
あれからはまた翔陽、海南、陵南を1回ずつ訪れたのだった。
そして今日はいよいよインターハイ予選当日の朝である。
桜木花道は緊張からか一睡もできなかった。
花道は朝になるとランニングに出かけた。
"もし本当にこの先何の進展もないなら、今まで通りなんて言葉取り消してお前の口から他を当たってくれと言うんだな"
花道はランニングしながら三井に言われたこの言葉を思い出していた。
花「そんな…そんなこと言えっかよ!!」
花道は立ち止まった。
花(んなこと言ってが他のやつんとこ行っちまったら…ん?行っちまったらなんだ…?俺は晴子さんが好きだ。これは紛れもない事実。だがが他の誰かのところに行くのを考えるとそれも嫌だ…俺は一体どうしたいんだ…?)
晴「桜木くん、桜木くん」
花道がボーッと考えてると、晴子が話しかけてきた。
花「あぁ?」
気づかなかった花道は驚いた。
花「うわぁっ!はっ!はっ!はっ!晴子さん!」
晴「おはよ、早朝トレーニング?」
花「いっ、いっ、いやぁ…あはははっ…」
そして2人はランニングを再開した。
晴「いよいよ県大会ね、桜木くん。私、今年はかなりいけると思うの」
花「そーすか!」
花(この天才桜木花道、やはり期待されている)
晴「湘北にとって、流川くんの加入が大きいのよね、まず。スーパールーキーで天才の…」
花「いやぁ、流川もまぁ…多少の戦力にはなるかもしれないけど、所詮は中学レベルですから、大したことないっすよハハハッ…」
晴「そうかな?」
花「えーっ…」
晴「私ね、湘北には県内トップクラスの選手が3人いると思うの」
花「県内トップクラス?」
晴「うん」
そして晴子は兄、リョータ、流川の名前をあげた。
花道は不満なようだったが、最後に名前を出してもらえて満足そうにしていた。
晴「それにマネージャーの彩子さんにちゃん。ちゃんは特に貢献してると思うわ」
花「あいつが…?」
晴「えぇ、お兄ちゃんも褒めてたわ。バスケ部のために尽力してくれてるって」
花「ほぅ…」