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僕だけを見つめて【スラムダンク】

第2章 新たな生活


花道たちが屋上に着いた瞬間、そこにはすでに伸びて転がる堀田たちの姿があった。
そして、その中央に──血まみれで微動だにしないまま立ち尽くす一人の男。

洋「お、お前…これ1人でやったのか?」

男はゆっくりとこちらを振り向き、鋭い視線を向けてくる。

?「お前らも仲間か…」

その緊張を裂くように、屋上の扉が勢いよく開いた。

バンッ!!

が息を荒くしながら飛び込んできた。

「花道!」

花「おう。どうした?」

「花道たちこそ何して…やだ!これ花道たちがやったの!?」

洋「俺たちはやってねぇよ。でもこいつらに喧嘩ふっかけられて呼ばれたんだけど既にこいつが1人でやっちまってた。お前名前は」

「あ!同じクラスの!隣の席の!イケメンの!人気者の!爆睡マン!名前なんだっけ…えーっと、えーっと…」

男は呆れたように深くため息をつく。

?「はぁ…どあほう。流川。流川楓」

「な!初めて話した言葉がどあほう!?私に言ってるわけ!?」

花「なにぃ!?流川だと!?てめぇ!ぶっ倒す!」

挑発に乗るように、流川が冷たく視線を返す。

流「はぁ…どあほうが」

次の瞬間、2人は胸ぐらを掴み合い、そのまま殴り合いに発展した。

「花道いけいけー!やってまえー!」

勢いは収まらず、暴風のような喧嘩が続く。

バンッ!!

屋上の扉が再び開き、今度は晴子が駆け込んできた。
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