第7章 インターハイ予選までの1週間
ー湘北ー
三(もう部活終わるのになんであいつは帰ってこないんだ…今日の1on1は無しか…?)
流(遅い…)
いつまでも現れないに皆心配をしていた。
そしてこの2人は特に不満も抱いていた。
木「天羽、帰ってこないな」
赤「陵南の練習が長引いているんだろう。今日の様子は明日聞く。よぉし!今日の練習は終わりだ!」
赤木が解散の指示を出した。
すると三井はすぐに花道の元へ行った。
三「おい桜木」
花「お?なんだ?ミッチー」
三「天羽は今日学校には来たのか?」
花「ん?そういや今日は一回も姿を見ていない…」
花道はうーんと唸った。
三(こいつ…あれだけあいつが想っているのに、告白までされたのに、"そういや"だと…??)
三井はイライラした。
花「あ、キツネはと同じクラスだぞミッチー」
三「なんでお前は分からないんだ…桜木…」
花「俺は違うクラスだから…」
三「そうじゃない!何でお前はあいつのことが何も分からないんだ!」
花道もカチンと来た。
花「なんだと!ミッチー!俺はの幼馴染だ!のことなら俺が1番よく分かってらい!」
三「分かってねぇ!お前が1番分かってねぇ!なんでバスケに興味なかったあいつがマネージャーになったと思う!なんであんな必死に勝ちにこだわってると思う!全部お前のためだぞ!桜木!」
花道は言葉が出なかった。
三「告白されても分からない。そのくせにあいつには"今まで通りでいてくれ"なんてそんな虫のいい話はねぇ!お前はあいつのことをなんだと思ってるんだ。当たり前に居てくれる存在じゃねーんだ!」
流(告白…聞いてねぇ)
三「もう少し、あいつの気持ちも考えてやれよ。もし本当にこの先何の進展もないなら、今まで通りなんて言葉取り消してお前の口から他を当たってくれと言うんだな」
三井は体育館を出て部室へ向かうとその日は帰った。
流「どあほう」
花「うるせー!キツネ!」
流川もその日はそのまま帰った。
花道はのことについて、自分の気持ちについて、また深く考えたのだった。